ひょうすんぼ

宮崎の田舎町、都農町についてとその他色々

都農の諸神社 その二

 今後は5日に一度の更新という形で、定期的に更新していこうと思います。

 

1.瀧神社

 ワイナリーに行く途中にあります。かつては都農神社の奥宮であったようです。その名の通り、社殿の裏に滝があります。滝といっても水量は少なく水が滴り落ちる程度です。

 境内の掃除をしている方にお話しを伺うことが出来ました。その方によるとこの滝には龍神様が2匹いるとのことで、その方は毎月卵を2個奉納しているそうです。龍神に卵を奉納するのはよく見られるもので、近くでは西都の速水神社で見られます。

 

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2.都農牧神社

 瀧神社のすぐ近くにあります。この付近ではかつて馬の放牧が行われていて、その守り神としてこの神社は建立された。畜産関係者の信仰を集めているのだろう。脇に口蹄疫を受けての畜魂碑があった。

 写真ではわかりにくいのだが、社殿の奥に岩山がある。社殿の右から細い道を登って上まで行くことが出来る。都農は岩盤の上にあるとはいえ、ここまで岩盤がむき出しの場所も珍しい。岩盤が褶曲して表面に出てきているようで地層が確認出来る。岩山の上には祠がある。いくつか石碑もあったが文字を読み取ることは出来なかった。

 以前も書いたのだが、吐乃大明神が宿る吐濃ノ峯と言う峯はこの岩山ではないかと考えている。都農町内で有名な尾鈴山は韜馬ノ峯として登場する上に他に目ぼしい峰もない。瀧神社が以前都農神社の奥宮であったなら、この地が都農神社の境内に含まれていてもおかしくはない。

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