ひょうすんぼ

宮崎の田舎町、都農町についてとその他色々

2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

国司巡視記

809年に編纂されたという「国司巡視記 日向土産巻之」に都農神社についての記述があった。 都農社 諸県郡 祭神 大己貴命日向一ノ宮是也 何ノ時代ニ一ノ宮ト祭ル事ヲ知ラズ 国司巡視記 日向土産巻之 上記記述によれば、都農の祭神は809年には大己貴命で…

尾鈴山系

以前いただいたコメントによって尾鈴山系という観点に気づいた。(詳しくは以下のリンク参照) 呪術信仰という観点 いただいたコメントを中心に考察 - ひょうすんぼ 尾鈴山は尾鈴山系と呼ばれる山系の中で最も高い山である。そのため尾鈴山に対する信仰は何…

民俗学と郷土研究

恐らく郷土研究を行っている人は江戸時代からいたであろうが、流行を見せたのは1930年代に入ってからである。国家主導のもと郷土愛を育み、愛国心を育てるために推し進められた。 そういった地方の郷土史家達の研究をまとめあげたのが、民俗学者の柳田国…

都農の歴史を調べるにあたっての課題

今まで度々触れてきたと思うが、都農の歴史を調べるにあたって大きな壁が存在する。それらについて整理したい。 1、大友宗麟による焼き討ち(1578年) 島津氏に日向を追われた伊東氏を助けるべく日向に入った大友宗麟は狂信的なキリスト教信者であり、…