ひょうすんぼ

宮崎の田舎町、都農町についてとその他色々

2016-12-01から1ヶ月間の記事一覧

「九州南部地方の民風」について

柳田国男の初期の著作「九州南部地方の民風」において都農近辺のことが言及されているのだが、いくつか気になる点があったので触れておく。 以下引用 宮崎もまた純然たる新開地の町でありまして、土語方言というものだなく、諸国語の混合であります。この土…

「遊動論 柳田国男と山人」②

前回の記事の続きです。 さて、柳田の椎葉村=ユートピア論であるが、立論の時点を彼が訪村した明治四十一年七月以降と仮定して考察する。というのは、資料6と7で実証したように、少なくとも十八世紀中葉(寛永四年)における焼畑共有地配分には歴然たる格…

「遊動論 柳田国男と山人」①

柄谷行人の柳田国男論には大きな影響を受けた。しかしながらこれについては自分なりの批判もある。そこで「遊動論」についての批評を書いて行きたい。量が多いので2回にわけて書こうと思う。今回は「遊動論」のベースにある「協同自助」の思想についての理…

都農高校

都農高校の閉鎖が決まった。以前から閉鎖の話しはあったのだが、正式に決まったようである。 学区制の時代は賑わっていて、都農中学からは半数ほどが都農高校に進学していた。残りの半分は同学区にある高鍋高校に進学しており、私の親も高鍋高校であった。し…

県議会の話し

更新頻度が落ちてしまって申し訳ない。やはり都農に帰らないと調べられないことが多く、東京では出来ることは少ない。とはいえ民俗学の本は読んでいて、今学期からも新たに民俗学関連の授業をとっている。(私の大学では昨年度から4学期制をとっているので…