ひょうすんぼ

宮崎の田舎町、都農町についてとその他色々

都農の太鼓台

 都農の夏祭りといえば太鼓台であるが、その太鼓台の由来についてはわからないことが多い。

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都農の祭り - ひょうすんぼ

 

 各保存会では江戸末期ないし明治期に瀬戸内や上方から移入したことを言い伝えている。香川県大原野町や豊浜町ではチョウサ祭りといい、太鼓台を担いで町内を練り歩くとき「チョーサ、チョーサ」と叫ぶ(『長浜曳山祭総合調査報告書』滋賀県長浜市教育委員会・平成8年)が、宮崎県内の太鼓台伝承地の一部に、掛け声に「チョーサイ、チョーサイ」(西都市)とか「チョーサイナ、チョーサイナ」(都農町・日向市)と言うところがあり、瀬戸内や上方から伝播したと伝承していることを裏付けている。また太鼓台の形状からも三層から五層の布団屋根をしていること、台は曳かず担ぐことから車輪はないことなどからも伝承の信憑性を裏付ける。

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 上記コラムによれば、掛け声や伝承から考えるに祭りは香川などの瀬戸内・上方由来だという。とすれば兵庫の妻鹿祭りと同じ由来であるとした以前の考察はあながち間違いでないのかもしれない。