県北の山体信仰
都農の名所の一つに尾鈴山が挙げられ、その信仰も厚い。尾鈴山の関連で今回は県北の山体信仰を取りあげる。
1、速日の峰
早日渡神社において祭られている。
速日の峰は饒速日が降臨した地として伝えられており、その意味で尾鈴山との関連性を見出すことも出来る。
早日渡神社は延岡市の旧北方町にある。九州中央自動車道を降りてすぐにある道の駅北方よっちみよろ屋から、徒歩5分ほどで行ける。
2、二上山
二上神社と三ヶ所神社において祭られている。標高1000mほどの山である。天孫降臨の地として伝わる。信仰は奈良時代以前からあったようだ。天孫降臨の地であるにもかかわらず、ニニギノミコトではなくイザナギノミコト、イザナミノミコトが祭られている点は興味深い。
二上神社は高千穂町に鎮座している。高千穂から五ヶ瀬へ抜ける旧道から途中で脇道に入るとたどり着く集落を見下ろす位置に建つ。高千穂町側からの二上山信仰の地である。
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三ヶ所神社は五ヶ瀬町の中心部付近に鎮座している。
社殿に海馬の彫刻があることから、脳の活性化についての信仰も盛んなようである。
二上山の9合目に奥宮もあるそうだが、今回は訪れていない。