ひょうすんぼ

宮崎の田舎町、都農町についてとその他色々

檜枝岐村

 

 また新日本風土記の話しです。最近この番組の存在を知ったばかりですが、気に入って毎週見ています。2月10日に再放送されるということで取り急ぎまとめました。親分子分③は、後日更新します。

 檜枝岐村は奥会津に位置する村ですが、ここも椎葉と同様に柳田国男桃源郷として紹介されているそうです。この村の民俗誌には、貧富の差がなく皆が中肉中背だと書かれていると紹介されていました。

 椎葉ともう一つ共通する点があります。それは平家の落人が逃れて来たという伝説がここにもあるということです。平家の落人伝説はありきたりで、言ってみればどこにでもあるものなのですが、この村が興味深いのは、村民の言葉に訛りがない点です。福島の訛りはきつく、東京に来てもなかなか抜けないなどと言われているにもかかわらず、この地の人の話し方は標準語のそれと同じで、アクセントに癖がありません。平家かどうかはともかく落人が形成した村なのかもしれないと思わされました。

 椎葉の方はというと、かなりきつい訛りがあります。役場のある中心地区の方と話す分には普通の宮崎弁とさして変わらず問題ないのですが、十根川地区の方と話したときまるで聞き取れずに驚いた記憶があります。もっとも親は普通に会話していたので、私の耳が遠かっただけかもしれませんが。

新日本風土記