ひょうすんぼ

宮崎の田舎町、都農町についてとその他色々

民俗学の漫画

 年が明けてからアクセスが5倍ほどに増えている。多くの方に読んでいただけるのはありがたいです。ただ試験期間中で余裕がないので、あと二週間ほどは書き溜めておいた記事の投稿になってしまいます。すみません。

 

 あらゆるジャンルの入り口として漫画は有用なものであるように思う。ヒカルの碁がきっかけでプロの棋士になった方もいれば、キャプテン翼がきっかけでサッカー選手になった方もいる。もちろん漫画なので誇張や現実にはあり得ない描写もあるが、だからといってそれを切り捨ててしまうのはもったいない。そこで民俗学的な視点から描かれた漫画を紹介したい。

 

・「蟲師」 漆原友紀

 蟲師は蟲という存在(虫ではない)が引き起こす怪異譚を描いた漫画である。一、二話で完結する話しばかりなので、どこからでも読みやすい。昔話に興味がある人には是非おすすめしたい。ノスタルジックな思いにも浸ることが出来る。またアニメの方も評価が高いので、アニメが好きな方はそちらを見てもいいかもしれません。

 いくつかある話の中で一番好きなのは「沖つ宮」という話しで、これは蟲の力を借りて子が親を生み直し続ける集落の物語である。第五巻に収録されているので、気になったかたは是非読んでみてください。

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・「宗像教授シリーズ」 星野之宣

 宗像教授(恐らく南方熊楠がモデル)が各地で起きた事件を古代史・民俗学的アプローチで解決する漫画です。独自の解釈が展開されており、ダイダラボッチは実在したなど、とんでもな部分もあるが、謎を解き明かしていくワクワク感はたまらない。 

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 おすすめの漫画があればコメントで教えていただけると嬉しいです。