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ひょうすんぼ

宮崎の田舎町、都農町についてとその他色々

都農の磐座信仰

歴史・民俗 都農

 大神神社に行ってきて色々と考えが変わったので、改めて記事を書きたい。

 

 以前は都農に移住してきた三輪氏が都農にある尾鈴山を三輪山に比定したのではないかと考えていた。しかし三輪山を訪れたところ、尾鈴山と似ても似つかぬ山であった。そのため以前の考えを改めなければならなかった。

 だが大神神社を訪問したことで新たな発見もあった。大神神社の御神体は三輪山であるが、三輪山にある磐座を神体としていたことがわかったのである。以前の記事で都農神社の御神体は都農牧神社の岩山ではないかと書いた。この岩山に対する信仰を、移住してきた三輪氏が持ち込んだのかもしれない。

 三輪山の磐座には興味深い信仰のあり方が表れている。三輪山の岩が割れているのである。もし都農の岩山の岩も割れているようであれば、大きな手がかりとなりうる。次回都農を訪れた際に調べてみたい。

 なお岩の割れについてであるが、参考までに山折哲雄は以下のように述べている。

 

 あれは恩頼(みたまのふゆ)ということを表現する跡かもしれない。磐座が割れるのは、神様の御霊がどんどん増えていって、そしてその神様の力が強化されるために割れる。それがどんどん増えていって神様の分身が作られていく、その事を象徴しているのではないかと私もその時思いました。

 (「古代ヤマトと三輪山の神」 大神神社編 学生社 2013  『第二章 三輪山の信仰 ーカミと神ー』 p40)