民俗資料の管理
5月ごろに都農に隣接する木城町において民俗資料が無断廃棄されるという事件があった。
宮崎・木城町が民俗資料を無断廃棄 : 文化 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
要約すると、町に資料を預けていた住民からの返還請求によって今回の事件は発覚した。教育長の指示によって無断廃棄されたという。
民俗資料は興味のない人にとってはガラクタかもしれない。しかし失われてしまえばもう二度と戻らないものであり、少なくとも預かる立場にある以上このような杜撰な管理は許されない。
これから県による調査が始まり詳しいことがわかるであろうし、周辺自治体でも同様の報告がなされるかもしれない。都農でも明治初期の都農神社を描いた版木が町に預けられて以降行方不明になったという話しを聞いたことがある。
実際のところ小さな自治体でこういった資料を管理していくことはもう限界なのかもしれない。近くの高鍋町には町営の博物館があり、西都市には県の博物館がある。こういった場所に集約して管理してほうがよいのかもしれない。