都農神社
都農神社は日向国の一宮であり、祭神は大己貴命(オオクニヌシ)です。祭神についてはいろいろ思うところがあるのだが、ここではおいておく。病気平癒などのご利益があるようだが、地域信仰が主である。
場所は都農駅から徒歩20分ほどで、町の中心部から近く、新しく出来たばかりの「道の駅 つの」から行くことも出来るようになっている。表参道は都農の商店街を抜けた先にある。
鳥居の前には明治4年に国幣社に指定された時の碑が立っている。鳥居をくぐるとスギ並木の参道が続く。明治初期の頃の版画には桜の絵が書かれており、以前は桜が植わっていたようだ。昭和初期のころにスギを植えたらしく、いつの間にやら大きな木になったと祖父が言っていた。
参道の右手には池がある。今は何もいないが、以前は白鳥がいた。また以前は小さな動物園のようなものがあり、猿などがいたそうだ。猿といえば馬の守護神として厩のそ側で飼われることが多かった。都農は古来馬の産地であったが、話を聞く限りあまり関係なさそうだ。他にも私が子供のころはプールがあり、何度か行った記憶もあるが、今はなくなってしまった。
参道をしばらく歩くと右手に橋が見え、この橋を渡って社殿へと向かう。橋をわたってすぐ左手には社務所がある。
御本殿は数年前に改修したばかりで綺麗だ。両脇には末社や摂社がある。また御本殿の手前には「撫でうさぎ」や「撫で大国」などがあるが、以前はなかった気がする...
左側には庭園と池があり、奥には滝もある。中学生の頃の宿題でこの庭園の絵を描いたのだが、あまりにも下手くそ過ぎて親に描き直された記憶がある。御本殿の奥は神社の神域となっている小高い丘となっている。
思い出やらなんやらとともに淡々と紹介しただけで、あまり魅力を伝えられなかったと思うのだが、良い神社なので是非一度訪れてみてください。